トライアスロンの練習していたら、太ももの内側が痛くなった。試合が週末にあるのでなんとかしたい

50台女性 Nさん

トライアスロンの練習でバイクをこいでいたら

しゃがむ時にピーンとした痛みがあり、押しても痛い。

試合が週末にあるので、なんとかしたいと来院

 

姿勢

下半身の関節はゆるく、骨盤は右が上方に変位して、背骨はくの字に曲がっている。

(以前も施術をしている方で、骨盤の変位は残るため、出産など古くからの原因がありそう)

検査

圧痛は内側広筋(ももの内側の筋肉)で関節に問題なし。

動作痛は、仰臥位の完全伸展ちかく、座位での屈伸40度くらいで痛みあり。

しゃがむ動作で痛い

 

見立て

骨格のゆがみを補正するために内転筋など内側に足に負担かかり

上からのねじれと足からのねじれで炎症が起きたと推測

ねじれを戻し、循環を促進して炎症が収まりやすい環境を作り

それでも残る痛みは、ハイボルト(強い電圧の機械)を使用して抑える

足など関節がゆるいので、必要があれば、テーピングなども使って下からの負担を軽減

 

経過

初回

ゆがみをとって、循環を促進して、骨盤のゆがみを戻す方向にトルクをかける

しゃがむ動作での痛みがなくなり、突っ張り感だけになる。

施術後に、自転車もプールも痛みでなかった。

でも、まだ生活の中では違和感残るし、圧痛はある。

 

2回目

再検査すると、左骨盤の硬さが残っていたので、そこを起点にして股関節や内転筋、ひざ裏、足首などを施術

ハイボルトも使用したが、微妙に圧痛は残る。

 

3回目

骨盤の硬さが、恥骨、右もも外側、右足首で変化するが取り切れない

まだ少し圧痛はあるが、テーピングはしなくても大丈夫とのことで終了

 

感想

骨盤の硬さがまだ取り切れてないのと、胸椎が下半身の補正で硬くなっているのか

問題は残りますが、それは術者側のエゴかもしれません。

ご本人の試合でベストを出せることが一番ですね。

結果は2位ということで、途中痛みや違和感もなかったそうでよかったです。

ご本人としては、1位を狙っていたでしょうから

もっとパフォーマンスアップできるようサポートできればうれしいです

 

当院では

なぜ筋肉をほぐすのか?

なぜ姿勢を整えるのか?

なぜ自律神経を整えるのか?

といった、疑問も大事にしていて

「すべては血流を改善させて、細胞を元気にさせる(新陳代謝が滞りなく行われる)ため」だと考えています

 

そのためには

①身体を治す施術(全身の血流改善)、②痛みを治す施術、の2段階に分けます

 

まず行うのは、

①身体を治す施術(ゆがみを戻して循環がよくなると新陳代謝が起こります)

次に行うのは、

それでも残る痛みに対しては、部分的な②痛みを治す施術を行います。

 

一人一人、弱いところや体力が違うので、施術しながら問題点を探り

それにあった生活改善のアドバイスをしたり、施術で使っているアイテムを自宅で使う方法もあります。

お困りでしたら、一度ご相談ください

 

オーバーワークで痛みがでてしまった選手(体力や全身の動きの滑らかさがあれば、ゆがみは補正されるが、許容範囲を越えると痛みになる)

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