口を大きく開けたり、噛むと顎が痛い

50台男性 Kさん

 

もともとは腰や膝の症状で来院されましたが、

症状はなくなり、定期的にメンテナンスで来院して頂いてます。

その都度、気になるところがあれば深掘りしていくのですが、

最近は、

「しゃがんだ姿勢であくびをしたり、声を出そうとすると違和感がある」

「口を大きく開けると違和感少なくなる」とのこと

 

背景として

もともと夜中3時、4時くらいに目が覚めてしまう。

すぐに眠れるが、また1時間おきくらいに目が覚め、2~3回起きてしまう状態。

でも朝起きるのが辛いとか、昼間眠くなるとかもない

 

既往歴

右足以前捻挫、そのせいかO脚で片足立ちが不安定

右目のピントが合いにくい

以前、気圧下がった時などにめまいが起きて、耳石によるものだと診断されたこともある

右肩が痛くて上がらなくなったこともある

 

見立て

確認のため動かしてもらうと

大きく口を開けたり、噛んだり、前後、左右に顎を動かすとと右あごに痛みが出る

顎は全身の姿勢のバランスをとっている場所で、しかも頭や首とのつながりも強い所です。

まずは

首から下の問題をとったうえで頭や顎へ施術。

それでも残るようならハイボルトという高電圧の電気治療器を使用して

顎、後頭部、側頭部への施術という流れ

 

経過

完全には取れませんが、

首から下のゆがみをとるだけでも痛みは減り、

首、足首などを施術すると

10段階で3~4くらいの痛みが1くらいにまで減る

ただ、2週間空くとまた朝起きた時の痛みが残る。

 

睡眠中の問題がないか

より詳しくお話を伺っていると

最近奥さんにいびきがひどいこと、呼吸が止まっていると指摘され

ネットで調べたら無呼吸(症候群)かもしれないとのこと

 

kさんはパソコン作業などで下を向く時間が長いせいか

背中を丸め、頭を突き出した姿勢だと思われます。

すると、舌骨(のどぼとけの少し上にある骨)まわりの筋肉が衰え、位置が下がり、肩甲骨が内に入ってしまいます。

舌骨は肩甲骨とつながっていて、無呼吸症候群とも関係ありますが、さらに食いしばりがあると肩こりや頭痛が発生します。

また、食いしばりがあると、歯に負担がかかって微細な損傷がおこり知覚過敏、詰め物がとれたり、

歯茎が下がってしまう原因にもなります。

さらに進むと顎関節症。

さらに負担かかると内耳神経(平衡感覚、聴覚)に負担かかって難聴、耳鳴り、めまい、ふらつきの原因にもなります。

また、内耳神経と顔面神経はつながっていて、顔面神経の一部の鼓索神経(平衡感覚)は味覚も支配しているため、

味覚障害もおこる可能性があります。

さらにさらに、鼓索神経は涙腺、唾液腺も支配しているので、片目に乾燥、眼精疲労もおきます。

骨格から考えると、肩甲骨が内に入ると、舌骨の位置がずれ、頭の位置もずれ、背中は丸く、骨盤も後ろに傾くなど

全身のゆがみとも関係が出てきます。

口まわりはもともとは腸の一部で、感情とのつながりが深い場所です。

ストレスを感じると食いしばり、βエンドルフィンという脳内麻薬を出してストレス回避しているそうです。

 

要するに、kさんはパソコン作業が長いので姿勢を注意して頂いて、あご周りだけでなく、肩甲骨の位置も含めて施術して整え、

ストレス対策もしたほうがいろんな症状の予防につながるという話でした。

そのあたりも含めて、全身の調整を行っていきたいと考えております。

 

当院では

ゆがみを戻して循環を改善します。

丸まった姿勢が本来の姿勢に戻ると筋肉が緊張する理由がなくなります

ただ内臓が弱っていると反射的に背中は丸くなったり、硬くなります。

その場合は、水素吸入で血管を広げ、酸化(サビ)を落とし、シリカで解毒を早めると

身体の中の問題が解消され、新陳代謝が起き、回復するスピードが上がります。

一人一人、弱いところが違うので、施術しながら問題点を探り

それにあった生活改善のアドバイスをしたり、施術で使っているアイテムを自宅で使う方法もあります。

お困りでしたら、一度ご相談ください


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