初めての方へ

初めての方へ


<あいさつ>

接骨院十字堂の竹森孝志と申します。

当院のホームページをご覧頂きありがとうございます。

まずはどんな経歴か簡単に紹介致します。

広島県福山市所でうまれ育ち、進学で静岡県へ移りました。

その後、アパレル企業に就職したものの、

脱サラをして柔道整復師の資格を取得してかれこれ20年たちます。

この接骨院十字堂は自宅兼店舗になっており

お店のドア一枚向こうで、家族4人がくらしている生活感満載の接骨院です。

良くも悪くも逃げ場のない真剣勝負の場であり、隠しごともできません。

今のあなたは、何か症状や悩みがあり、その解決法を探されていると思います。

長年苦しんでいる方、いろんな所がつらいかたは

「とにかくこの症状を軽くしたい」というのがお望みだと思います。

まずは、

「どうして症状が出てきたのか」、「どうしていい状態が維持できないのか」

理由がわかると生活習慣の見直しにつながり、それが症状改善につながります。

あとは、今のあなたの体の状況を読み解き、

体力に合わせて最善を尽くすことができれば、きっといい変化がでます。

詳しく以下に書きましたので、読んで興味を持って頂ければ幸いです。

 

 

<どうして症状が出てきたのか?>

痛みの種類は2つあり、ぶつけたなら炎症や損傷が原因ですが、

何もケガしてないのに痛くなるのは

血流の悪さが原因です。筋肉が硬くなり動かす時に痛みがでるのです。

今までの日々の積み重ねがあって「体の中(血流)」が悪くなって、

その結果、症状として現れているのです。

よくなっていく方をみると、

まず「体が良くなるその結果、症状が良くなる」という経過をたどることからもわかります。

 

<どうしていい状態が維持できないのか?>

施術で体は変化してゴールには近づいていますが、どれだけ維持できるかはその人の体力次第だからです

お金にたとえると

借金が症状。入ってくる給料以上にお金を使いすぎている状態

施術はボーナスで、一時はいいけど。使いすぎている生活を改めないと貯金がなくなる。

ここで言う貯金=体力です。

貯金とお金の使い方次第で、どれだけいい状態を維持できるか決まります。

<施術はなにをしているのか?>

当院では、まずはゆがみをとって「体の中(血流)」を良くすると、

筋肉が柔らかくなって「動き」が広がります。

痛くない側と同じくらい「動き」が広がると、痛みもどんどん和らぎます。

たとえ、その場で痛みがとれなくても、

「動き」が広がると、血流もよくなるので時間とともに良くなります。

このように「動き」を目安にすると、「体の中(血流)」の状態がわかるので

患者さんと共有できて、お互い安心して施術を受けることができるのです。

最後に、重症の方の痛みは変形や古傷、骨折、手術跡、内臓の不調などの影響がつよいことが多く

全てとれるわけではありませんが、道具などを併用して問題を小さくすればもっと良くなります。

 

十字堂ストーリー

 

アパレルから柔道整復師へ

私は大学卒業後、モノ作りに憧れてアパレルの企業に入社しました。

終電で帰り始発で出勤、週末の休みもあまりないというハードな生活でしたが、当時はそれが当たり前で

24時間戦えますか」というフレーズがかっこいいと思っていました。また、倒れたとしても会社で保障が受けられるという安心もありました。

それにしても、コンビニ弁当や外食が多く、ストレスを紛らわせるためにタバコやアルコールという不摂生を続けて、体はボロボロでした。振り返れば、若さと気合でごまかしていた日々でした。

 

元々は大学で「持続可能な社会」というテーマで文化人類学を勉強していたのもあり、

次第に年齢を重ねるほど専門知識や経験を積み重ねていく農家や、技術の優れたカイロプラクティックなどの

職人に憧れ、人に感謝される仕事につきたいと思うようになりました。

そこで、週末に有機農家で農業の手伝いを始め、同時に整体の学校の見学へ行き、「田舎で週末農業をやりながら、治療家として仕事ができたら最高だな」という夢を持つようになり、アパレル業界をやめてまずは治療家の道に歩むことを決心しました。

その後は、整体の学校へ通い、整体の資格をとり、ニュージーランドへ1年間行き、整体をしたり有機農業の手伝いをしました。

 

このような経験を通して、体のことを知ることがどんどん楽しくなり、筋肉や骨格、施術法などありとあらゆることを学びたいと考えるようになりました。

帰国し柔道整復師の専門学校へ通い資格を取得しました。

 

母をサポートできなかったことへの後悔

接骨院に就職して、患者さんの体をケアして感謝される日々はとても充実していて、これこそまさに自分がやりたかったことだ!と心から感じられました。

と同時に、よくならない症状など壁にぶち当たり、どうして良くならないのか?と本やDVDやセミナーなどで調べ、模索を続ける日々でした。

 

順風満帆に歩み出した治療家の道でしたが、ある時転機が訪れます。

 

整形外科の病院で働いていた頃のことです。

実家のある広島に帰ると、母がどこかが痛むような歩き方をしていました。

あれっ?と思い話を聞くと

「黙っていたけど数年前から膝が痛くて、もう手術の予約もとってある」と言うではありませんか。

「いやいや、手術は最終手段!まだやれることがあるから」と私は母の膝を診ました。

しかしもう完全に変形しており、体を揺らして歩くような状態。体重がかかるたびに痛そうでした。

施術してその場では痛みを緩和できましたが、とても完治するような状態ではありません。

それ以来、帰省した時は必ず治療を行い、近くの接骨院や治療院にも行くよう説得し、セルフケアを教えていましたが、結局10数年後には手術を受けました。

現在も長距離や階段の歩行は困難です。たとえば、2階に上がるにも自分の膝に手をあてながら、手すりを持って体を左右に揺らしながら時間をかけて上り下りして、買い物もスーパーの入り口近くに停め、なるべく歩く距離を縮めようとしています。

 

私が近くに住んでいたら、悪化する前にもっと施術や知識でサポートできたのではないか。

心配をかけまいと気遣ってくれた母親に対して、気づいてあげられなくて申し訳ない気持ちと、

もう少し早く治療できていたら、もっと良い施術ができていたらという後悔が、

その日以降ずっと頭から離れません。

 

そして2011年、東日本大震災が起きました。

それまでは、治療家として施術ができれば充分だと思っていたのですが、大震災を通して家族と一緒にいることの大切さ貴重さに気づき、またこうして私が働いている姿を子供に見せることが大切なのではないかとも感じるようになり、独立開業を決意しました。

 

独立して「接骨院十字堂」を立ち上げて以降、患者さんの中で子育てからようやく手が離れた世代や、仕事をリタイアして第二の人生を歩みだそうとしている世代に、ご自分の体の不調や痛みに関してきちんとSOSを発することができるように、積極的に働きかけています。

それは、自分のことは後回しでどうしようもないほど悪化し、初めて病院に行って薬や湿布をもらい、こんなものかとあきらめている方が多いように感じるからです。

 

「辛いのを我慢しないで、病院で治らなくても一度診させて下さい」

こんな言葉をホームページやチラシに書いているのは、母の出来事があるからです。

 

私の母のように痛みを我慢しないで欲しいのです。手遅れになる前にSOSを出して欲しいのです。

骨が変形する前であれば、まだやれることは多いのです。

限界を越える前に、体力のあるうちに施術をすると体はバランスをとってくれます。

 

私自身、広島に帰省し、家族で旅行へ行くと、階段や坂がある観光地では、母は坂の下のベンチで座り、「ここで待ってるから行ってらっしゃい」とか、ひどくなると「家でお留守番してるから、ゆっくり行ってらっしゃい」となります。

膝を悪くすると動くのがおっくうになり、体重が増えるという悪循環に陥ります。

母には、子育てが終わり、やっと自分の時間を満喫できる第二の人生を、もっともっと痛みにとらわれず、楽しく過ごして欲しかったのです。

 

こういう思いを抱える人がいない社会にしていきたいというのが、私の願いです。

その為

 

「自分の家族や身近な人に対し、改善できる早い段階で適切なサポートをする」

 

これが私の施術のモットーになっています。

 

 

自分の体を、施術の計器にする

さらに私は「私自身の体の状態が施術の効果に影響している」という考えのもと、施術を行っています。

今となっては恥ずかしい話ですが、学び始めたころは、力で押せば筋肉は柔らかくなると思っていました。

(男性のほうが、強押し好きが多いように感じます)

体の仕組みを深く知らなかったのです。

筋肉が硬くなるには理由がいくつもあって、それにあてはまれば柔らかくなりますが、そうで無い場合はどうやったら柔らかくなるのか?をずっと探していました。

 

いろいろなセミナーで勉強してきましたが、共通するのは、解剖、生理、病態の知識がしっかりとある上で、検査やそれをまとめる見立てが大事だということです。

患者さんがどういう状態で、どこが原因なのかを見極めること、あとはどのタイミングで刺激すればいいか

を分かることが大事です。

 

刺激自体は手でも電気でもなんでも良いのです。

でもタイミングや場所が間違っていると、いくら押しても直らないか、またはすぐに戻ってしまいます

 

今のやり方では、私の体を使って検査するので私の体の使い方や健康状態が悪いと患者さんの状態を感じ取ることができません

 

手で押すのではなく体全体で押すことで、押しながら、患者さんの反応を感じ取っているのです。

なので、私の調子が悪いとセンサーが狂って、体の状態をうまく感じ取れません。

力で押すから柔らかくなるのではなく、ピンと張りつめた状態を作って、そこが緩むのを感じ取っているのです

 

言ってみれば私の体が治療機械のようなものです。

 

だから「自己のためではなく、施術効果を高めるため」という思いで仕事として、自らの生活を変える努力を続けています。

また不調な時でも効果が出せる道具を併用して、施術効果を一定以上にするよう工夫しています。

 

 

「食べたものが今の体を作っている」という考え

症状の本当の原因は日々の生活にあり、なかでも食事はとくに大事です。

「体は食べたものでできている」と頭では分かっていても、なかなか実際の生活や行動とは結びつけることが難しいのが実情です。

 

自分自身、20年以上前から有機農業を体験して、その良さを知りつつも有機野菜だけの食事とはいきません。

また、小麦や砂糖、牛乳、悪い油を使ったお菓子や甘いものを食べる習慣がなかなか抜けず、家族も習慣化しています。

それを一時期、プチ断食をしたり、無理やり変えようとしましたが、かえって反動がきました。

食事は自炊中心で、甘いものや悪い油はできるだけ減らしていますが、許容量を超えないようバランスをとって、長く続けることを意識しています。

 

また、自宅兼店舗のため移動が少なく仕事として運動量を確保しておかないと、どんどん下半身の筋力が低下していきます。

食事や運動の問題の解決法はさまざまあり、アドバイスができるよう体験談も含めて情報は蓄積しています。

それと同時に今後は家庭菜園をやってみて運動不足の解消や野菜中心の食生活という、一石二鳥の解決法になるかチャレンジしてみたいと思います。

 

今の世の中、「二人に1人がガンになり」、「ふつうに暮らしていたら生活習慣病で亡くなる」と言われています。

特に働き盛りの世代はどうしても仕事や家事が忙しく、自分の体を後回しにして、薬やサプリで一時しのぎをする状況になりやすいと思います。

 

でも薬を飲むことがあまりにも日常化すると

「体が痛くなる→薬をのむ→内臓が弱る→もっと薬が増える→もっと体が壊れてあちこち痛くなる」

この負のスパイラルをどこかで断ち切りたい。そのお手伝いがしたいと思っています。

セルフケアも必要ですが、ご自身だけではケアできない部分も当然あるため、豊かな人生を続けるためには施術でお役に立てると考えています。

「痛みがなくなったよ」「老後の不安が少し和らいだ」「先生に出会えて良かった」

などの感謝の言葉を頂くと、改めてこの仕事についてよかったとやりがいを感じています。     

 

世の中を変えるには無力ですが、

身の回りにいる人の役にたちたい

明るく笑顔にしていきたい。

それがつながって、あったかい場所が広がればいいなと思っています。