朝、動き始めが痛いのはどうして?
「朝一番がつらくて、動き出すと気にならなくなる」
という話はよく伺います。
今日は、考えられる理由と対策について書いてみます
気になる原因は、血流不足。
血流不足によって筋肉が硬くなり、関節への負担が増えて、動かしたときに筋肉そのものが
痛んだり、関節が痛みを出したり、神経性の痛みが出ます。
細かくいうと、
血流不足で、エネルギー不足になると
① 筋肉は硬くなりそれを伸ばされる痛み、
② こすれたり挟まれて炎症による痛み、
③ 関節が狭くなるので詰まった痛み
④ 神経そのものは痛みを感じないので、酸欠による痛み、
⑤ 神経を包んでる膜がひきつれを感じて痛い
などが考えられます。
じゃあ、
「どうして寝ているのに血流不足がおきるのか?」
という質問も同じようによく伺います
①疲労や病気で内臓の処理能力が低いと、そこで渋滞が起きます
(腎臓や肝臓が多いですが)
そこに血流の渋滞がおきると、内臓の重みで体が歪みます。
さらに内臓反射がおきて筋肉が緊張。
その硬い状態から動かすので痛みにつながるわけです。
加えて、
②血管や血液の問題(血管が細かったり、
糖尿病など血管がボロボロだったり、血液の水分など)、
さらには
③睡眠中、交感神経が興奮していると、血管そのものが狭く、内臓の働きが低下する。
などの問題も加わると血流不足から症状が起きやすくなります。
ここで、
「筋肉は使ってないのに、どうして硬くなるの?」
という質問もよく聞くので、説明しておきます
①筋肉は使うと疲労して硬くなるのはイメージできると思います。
次に、
②重力に対して逆らうので、インナーマッスルを中心に背中やお腹、足の筋肉が
常に働いて硬くなるのもわかりやすいですね。
一般にイメージしにくいものとしては、3つほどあります
③内臓疲労による反射によって硬くなる(主に背中)
④脳血流の低下で全身が緊張(自律神経の働き)
⑤過去の手術やケガなどで組織が本当に硬い(癒着、拘縮、変形など)
(この⑤番目については、施術しても取り切れない場合があります)
まとめると
朝おきる時につらいのは、
血流不足による筋肉の硬さが原因
寝ている間の血流不足は、どうしたらいいか?
というと、
根本的な改善には
① 生活を見直して、体質改善をすることで負担をへらす
細かくいうと、
①睡眠の質をあげたり、
②内臓に負担をかけない食事、
③血流よくするために日中の運動、
④排泄をよくするため食物繊維など、食事の質、量も含めた見直し
(便が滞っても、睡眠障害や消化器への逆流、有毒ガスの発生で全身への影響が考えられるため)
② 回復力を高める
最後は少し宣伝になりますが、
整体の目的は、ここです。
血流の流れる経路をまっすぐにして、循環を促し、新陳代謝を高める
さらに、頭の位置などもよくなるので、脳血流もよくなり
副交感神経優位で睡眠の質をあげ、呼吸の質も高まり、回復力があがります。
本当に回復力があがったかどうかは、体温を測ればいいと思います。
循環がよくなって新陳代謝が上がると、エネルギー生産が増えるので、体温上昇するからです。
といっても、
生活改善を実行するのは難しいし、人によってポイントが違ってきます。
そのポイントをしるために、
当院では生活内容を伺ってカルテに書いておいて
施術をしながら、どういう要素が体に負担をかけているか見極めていきます。
また、体質改善メニューでは、いくつかアイテムを使います。
(飲んだり、貼ったり、吸ったり)
すると、体が反応(動きの範囲、筋力、症状などの変化)します。
その変化を患者さん本人に実感してもらいながら
どの要素に問題があるか探していきます。
生活改善が苦手だったり、重症な方は、
アイテムを使った施術をすることで早く症状改善していますよ。
ご参考になれば幸いです。
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