腰痛の見分け方(病院にかかるべきか、どこにいくべきか)を知って、簡単なセルフチェックをしてみましょう

腰痛にもいろいろタイプがあります

 

大事なのは、急性期かどうか  → ケガ、損傷、炎症   →しばらくは痛み続く(ので、ひどければ整形へ)

   (痛みだして2~3日以内) 

                ・きっかけある→ケガ、損傷

                ・きっかけがない内圧上昇、血流不足(きっかけで筋肉硬い)

 

                  きっかけがないのに痛くなるのは、

                   ・朝がつらくて、動いているとだんだんよくなる血流不足

                             (内臓疲労で炎症、炎症や血流不足で筋肉硬い)

                   ・じっと横になっていても鈍痛がある

                         または夜中も鈍痛がある  →内圧上昇

                             (腫瘍、内臓の疲労、など)

       可能性は少ないが

         病気、骨折かどうか→痛み、しびれ+高熱 → 化膿、結核性脊椎炎

                   安静でも痛い     →脊柱、脊髄の腫瘍

                   骨粗しょう症で転倒    →圧迫骨折

                   全身の関節の痛み     →リウマチなど

当てはまる場合は、全て整形に行って検査しましょう

 

慢性期(数か月以上たっているもの)

 原因別にみると、クッション、関節、筋肉、神経、骨に分けられる

 

原因別に症状を整理してみるので

当てはまるものが複数あって、迷うかもしれませんが

原因は複数絡んでいることが多いので、セルフチェックの段階では

当てはまる数が多いものが怪しいとしてください。

 

確定するには、病院でレントゲンやMRIで画像をとることが必要です。

 

病気や骨折でなければ、

血流の回復と筋肉の問題が多く

かなりの問題が解決しています。

 

原因別に症状を分類してみると

 

  • 関節・骨

      (椎間関節)  長く立ってると痛い/ 反らして捻じると痛い/ 休息後の動き始め 

              背骨の脇を押すと痛い

      (仙腸関節) 片足で立つと痛い/足を開いて立って前・後屈すると痛い

              / 長時間座ったままで痛い/しゃがみこんで痛い

             お尻のでっぱった骨を押すと痛い

             仰向けで足を伸ばしたまま持ち上げると痛い

      (狭窄症 ) 反らすと足全体に痛み・しびれ/長く歩くと休みたくなり、休むと大丈夫

                  (立ったまま休んでいても楽になるなら、血管の問題かも

 

  • クッション(椎間板)

        座って長いと痛い/ 前屈、捻じると痛い/ 朝がつらい

        / 咳や背骨を叩くと響く

      →重症になると、ヘルニア  仰向けで足を伸ばしたまま持ち上げると痛い

                   (神経に問題を起こすと、筋力低下、感覚異常も)

 

  • 神経

      腰の神経はお尻から足に分布しているので、痛み、しびれ、筋力低下や感覚異常

                      →部分的にあれば神経の可能性

                      →全体的なら血流の問題の方が強い

                      (馬尾神経という神経の場合もあるが)

  • よく神経が圧迫されて神経痛がでると説明されますが、70%までつぶされても

     神経は痛みを出しません。(それ以上の狭窄になると痛む可能性あります)

  神経そのものは損傷、炎症以外はあまり痛みは出ません

 それよりも

  引っ張られる動作によって痛みをだしたり

  圧迫で血流不全になると酸欠で痛みます

  • 筋肉

   広範囲に痛み / 立ち上がり動作中に痛い / 同じ姿勢で辛くなる

   前屈で痛いことが多い(前側が緊張していると後屈でも痛い)

    / 背骨の脇を押すと痛い

最後に、痛み始めのひどい場合や、病気、骨折の疑いがあるものは

一度整形や内科で診てもらって、病気や骨折ではないと確認したほうがいいです。

あとは、一人1人のもっている体力、病歴などが違うので

あなたの全身を診てくれる専門家にかかることをおすすめします。

 

ちなみに、当院では

筋肉が主なターゲットです

筋肉がよくなるには、前提条件として、血流回復が必須です。

関節、クッション、骨、神経そのものを扱うのは、整形。

よっぽどの重症、緊急性がない限り、手術は、最後の手段とするのが通常

 

以下は参考まで

 

                 狭窄症   ヘルニア    血流不全   臀皮神経、仙腸関節、梨状筋

 

長く歩行すると痛い      +      +         +          +

前屈み歩行・自転車で楽   +      +         +           +

前屈痛                      +                     +

つめたい             +      +         +           +

後屈痛              +

スポーツ中の痛み       +      +

お尻の圧痛                                         +

仰向けの痛み          +       +                    +

お尻押さえて歩くと楽                                  +

狭心症、脳梗塞                          +

糖尿病、動脈硬化                        +

長時間座って痛い                                     +

 

 

 

 


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