歩いているとももの外側、前が痛くなってくるので、何かによっかかって休むと楽になる

狭窄症の手術の経験のある80台の女性 Aさん

歩くと右もも(外、前)、股関節が痛んだが、3回施術後痛みがなくなったという症例

(でも、まだどのくらいもつかは不明で、経過観察中です)

 

先に結論を言うと

「(狭窄症の)手術をしても、その原因が解決されてなければ、周りに負担がかかって別の症状をおこしますよ」ということ

手術を否定するわけではなく、最後の手段としてとっておいたほうがいいのではないか?

 

私の母が膝を手術する際も、

(おそらく乳がんの手術の際、早期発見していたのに誤診で遅れたために身体への負担が大きくなった経験があったから)、

「どうせ手術するなら早いほうがいい」と踏み切ろうとしました

私が選択肢を説明して、近くの接骨院やリハビリを探して、施術や体操をアドバイスして12年ほど手術を遅らせることができました。

それが本人にとってベストな選択かどうか、完璧はないですが、あまりにも選択の余地が少ないし情報が偏っていると感じます。

 

 一方で、骨が変形しているということは、それだけ長い間、負担のかかる生活をしていたし、

それくらい大変な人生を歩んできたということでもあります。

だから、その人の人生を否定はしたくない。けど、その生活を続けていたら、身体は壊れる。

薬や注射でごまかし、手術で最後のカードを切る。

何か大切なものを守るために自分の身体は二の次でもいいと思っているのではないでしょうか?

それでも本人が満足していれば、それに沿った生き方を全うさせてあげたい。

 

「自然に生えてくる草は、その場所を豊かにしてくれるために生えてくる。

人も同じ。僕は僕として一生を全うする。すると周りに調和を生んで、良い影響を与える」

(最近は、家庭菜園で畑仕事ができるようになり、「自然農」という雑草と調和するような畑、生き方に共感しています。

↑上に書いたのは自然農を実践されている方の言葉です)

 

来院時

背中は丸まった印象はなかったですが

坐った姿勢でみると右の背骨が逆「く」の字に曲がって上半身がやや右へスライド

社交ダンスをされているので、無意識に胸を張って姿勢がきれいに見えるのかもしれません

 

既往歴

10年前、狭窄症で手術 

症状

・ 台所で立っていても、長いと右もも(外、前)、股関節が痛くなる

・ 歩いてて痛みが出てきて、よっかかって休むとまた歩ける

・ 腰の後屈やバンザイしたまま右へ身体を倒すと症状が出る

・ 座ったまま、前かがみになるときも痛い

加えて、

夜寝る前や朝起き上がる時、胸や背中が神経痛のような痛みがあるということで

整形、内科、婦人科にも行ったが神経系の薬を出されるだけで原因不明

(日によって症状でたりでなかったりする) 

 

検査

当初は腰を後屈させた時や、右へ倒した時の痛みがあった

(骨盤の動きが渋くて、その動きは改善したが本人の自覚はなし)

日によって、

立ち上がりで痛んだり、前屈から戻す時も痛んだり

座ったまま前屈しても痛かったりする

 

施術

1回目の施術で 10→8くらい

2回目の施術で 10→2くらいに

変化するが、割と早く戻ってしまう。

(胸や背中の痛みは、夜や朝だけ症状が出て、

それも日によって変動がある)

いろいろ検査していると

3回目の施術で

ケンプテスト陽性→腰(椎間関節)が狭くて滑らかに動いてないことで

神経が引っ張られて症状が出ていると推測

 

腰の狭窄症の手術をしているので、背骨は動かないのですが

①背骨(胸椎)周りの筋肉、②みぞおちをサポートすると痛みがなくなることから

 

①には特殊なテープを貼ってサポート

②には内臓からの影響も考えられるので、胃や腎臓まわりに水素を使って施術。

 

いい状態を長持ちするようにサポートもしたので

どう変化するか見守っていきたいと思います

 

感想

このように狭窄症の手術を受けても

周りの関節が滑らかに動かないと症状が出てきます

また、夜中や朝の動き始めだけ痛みがでるというのは

血流の悪さから、筋肉が硬くなっていることがベースにあります

血流が悪くなる原因は、生活の中から探していかないといけないのですが

とりあえずお腹は温め、水分はこまめにとってもらい様子をみてもらいます。

 

本当は、夜中に目が覚めることや胃もたれすることなど

改善したいことはあるのですが、あまり急ぎすぎると

気持ちがついてこれなかったり、

好きな食べ物を制限されるといやになるので、

体力を見ながら徐々にアドバイスをしていきたいと思います

 

追記

 

 原因は何か、自力で特定するのは難しいが、たいがいは生活の中にあります

なんとなく皆さん言われなくてもわかっているのではないでしょうか?

直すのはご本人の自然治癒力であって、

私にできるのは、その自然治癒力を高めつつ、原因を探して、

手技や道具を駆使して、(筋肉、内臓や頭の)流れをよくしますが、あくまでもお手伝いしかできません

1日24時間のうち、30分やそこらしか施術できないのです

ご自身以上にご自身を大切にできるひとはいないのです

 

当院では

ゆがみを戻して循環を改善します。

丸まった姿勢が本来の姿勢に戻ると筋肉が緊張する理由がなくなります

ただ内臓が弱っていると反射的に背中は丸くなったり、硬くなります。

その場合は、水素吸入で血管を広げ、酸化(サビ)を落とし、シリカで解毒を早めると

身体の中の問題が解消され、新陳代謝が起き、回復するスピードが上がります。

一人一人、弱いところが違うので、施術しながら問題点を探り

それにあった生活改善のアドバイスをしたり、施術で使っているアイテムを自宅で使う方法もあります。

お困りでしたら、一度ご相談ください


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